雨はたいして降らないのにやたらと寒かった梅雨。そんな梅雨が明けたかと思えば、連日35℃越えの猛暑日が連日続き暑さでどうにかなりそうなウエスギです。しかし、夏はデイゲームの楽しい季節、健康第一で楽しみましょう!
本日は、デイゲームで活躍するバイブレーションを実釣ボックスに補充するために、以前購入した中華ルアーやオルルドのルアーを開封し、スプリットリングやフックのセッティングを行いました。
一流メーカー品であれば箱出しの状態で使うことができますが低価格ルアーはそうもいきません!
低価格ルアーにフックやスプリットリングの交換が必須なのは、とりあえず道具を一式揃えるために手を出しやすい釣りをはじめたての人にこそ知ってほしい「安価なルアーの落とし穴」になっているのではないでしょうか?
道具は揃えたけれど・・・
「周りが同じようなルアーで釣れているのに自分だけが釣れない。」
「ショートバイトばかりでヒットしない。」
「ヒットしたけど速攻フックアウト。」など、中華ルアーやダイソールアーなどの低価格ルアーを使うのであればスプリットリングやフックを良質なモノに交換することで120%快適に釣りを楽しむことがるので絶対に交換しましょう!!
【再セッティングするフックやスプリットリングのサイズについて・・・】
これからセッティングをしていくバイブレーションは、実釣の際に重さで使い分けることが一般的だと思いますが、スプリットリングやフックサイズは他カテゴリーのルアー同様ボディサイズを基準に選ぶのが基本です。
スプリットリングは、80㎜前後のルアーなら2~3番、70㎜前後のルアーなら2番を目安に、フックは80㎜前後のルアーなら#6、70㎜前後のルアーなら#8のセッティングになるモノが多いです。
スプリットリングやフックが大きすぎるとフックの可動域が広くなって、「テーリング」や「エビる」と言われるフックがラインに絡む原因になります。
スプリットリングが小さいと取り付けるのが難しくなり、弾性の低いスプリットリングだと装着後に伸びてしまい、ラインを巻き込むようになったりします。
また、メタルバイブは重量や足場の高い位置での使用、遠距離でのヒットなどの要因でバレやすいルアーの一つです。フックサイズが小さいと余計にバラシ安くなるので、トラブルが多発しない程度でなるべくゲイブ幅が広い大きめのフック選択がオススメです。
いきなり自分でセッティングを考えて詰めていくのは難しいと思うので、まずは市販の似たようなメタルバイブを参考にするのが手っ取り早い方法ですよねw
まず、トレブルフックでのメタルバイブのセッティングについては、ダイワの「モアザン リアルスティール TG」シリーズを参考に見てみましょう。
ウェイトではなくボディサイズに比例してフックやスプリットリングをセッティングしているのがわかります。
そして、シーバスデイゲームの火付け役で今やメタルバイブの代名詞といっても過言ではないコアマンの「IP SC アイアンプレート シルバークロ―」シリーズのセッティングも調べてみました!
コアマンの公式HPでIPの仕様を確認したらトレブルフック仕様は掲載されておらず、シルバークロ―(シングルフック)モデルのみの掲載になっていました。
バチ抜け用ルアーと同じくボディがスリムのため、シングルフックによるフックアップしづらさというデメリットが少なく、トレブルフックよりもゲイブ幅が広くばらしにくいというシングルフックとの相性が良いカテゴリーのルアーの一つですね。
【フック&スプリットリングをセッティングするために準備したもの】
フック&スプリットリングをセッティングするのに準備したものは、秤、プライヤー、替えのスプリットリング、替えのフックです。
替えのスプリットリングやフックはお好みのモノを準備すれば良いとして・・・。
秤は、低価格ルアーの重量の表記はあてにならないことも多いので面倒ではありますがあったほうが便利です。
全く表記された重量と違うこともあれば、商品ページに表記された重量がフック込みの重量だったり、フック抜きの重量だったりします。
ウェイトを図ることで新たな発見もあったり、自分の釣りをより綿密に組み立てていくことができます。
また、昔は爪でスプリットリングを交換していましたが、何十個も交換していると爪が痛むので現在では専用プライヤーを使うようになりました。
爪の方が直接作業できるのでやりやすくスムーズだったのですが、釣りをするときにPEラインに爪が引っ掛かって編み込みを傷つけるので爪での交換作業はやめました。
冬場は乾燥したささくれもPEラインを傷つけたりもしますよね。
「ネイルやお肌のケアも釣り上達への大事なスキルなのですw」
【フック&スプリットリングのセッティング作業】
まずは、Amazonで購入した「レイン風の中華系メタルバイブ」のデフォルトのセッティングを確認してみます。
重量は、フックとスプリットリング込みでだいたい27gでした。
スプリットリングは、#4ほど大きくはないけど#3よりは少し大きいくらいのサイズ感でした。
平打ち加工されており錆びにくそうだったので今回はそのまま使用することにしました。
フックは、ブラックメッキの#6くらいのサイズ感でした。
但し、刺さりやサイズ感は良いのですが、ST-41のようにネムリが入ったタイプでストレートタイプよりもフックアップしづらくボクは苦手なので交換することにしました。
ST-46系のストレートタイプのトレブルフックのセッティングだと26g程度になりました。
「デコイ プラッキンシングル27 #2」を使用したシングルフックのセッティングでは25.5gでした。
続いては、福袋でゲットしたオルルドのルアー達のセッティングを整えていきます。
デフォルトは、スプリットリングは平打ち加工無しの海水ですぐ錆びやすそうなタイプ、フックもセンターバランスの取れていない錆びやすそうなフックで低コストなモノでした。
中には針先が完全に潰れているモノもあったりします。
「3本針があれば1本くらい針先がダメになっても大丈夫だろう!」と考えるかもしれませんが、実釣では明確にフックアップしづらくなるので即交換を推奨。
頭の部分のアイにもスプリットリングが付いていますが、スナップを使うのでココのリングは取り外します。
ルアーサイズが80mm前後~90mm程度だったので、スプリットリングは#3、フックは#6のトレブルフックや#2のシングルフックなどを取り付けました。
88㎜のローリングバイブは、スプリットリング#3にトレブルフック#6のセッティングで約26g。
重めのメタルバイブはトレブルフック#8で約26g、シングルフック#2で25.5g。
軽量メタルバイブは、#8フックで約19gでした。
スプリットリングはデフォルトの#4から#3にするとトラブルレスになるので交換した方が吉。
30gのスプーンは、スプリットリングはデフォルトのままでフロントに糸ヨレ防止のスイベルと自作アシストフックを追加し、リアに#2フックを搭載しました。
このセッティングで重量は30.9gになりました。
バイブレーションは、デフォルトスプリットリングに#6トレブルフックで22.2gになりました。
【フック&スプリットリングの交換作業のまとめ】
今回は、デイゲーム用の戦力としてオルルドや中華バイブレーションのフックやスプリットリングの交換を行い、快適に実釣できるようにセッティングをしました。
釣りは準備も楽しみの一つ、あれやこれやと妄想を膨らませながら準備をするのもたのしいですよね!
秤や専用プライヤーもあれば、フックやスプリットリングの交換作業が捗ります。
安価なルアーでもセッティングを煮詰めれば、一流メーカー品に引けを取らない釣果に結び付けられる戦力になります!!
最後までお付きあいいただきありがとうございました。
また次回もよろしくお願いします!
それでは皆様良いフィッシングライフをお楽しみください!!
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